
「息子の努力が家族みんなの意識を変えた」
Sさん 小学6年生 (2才11ヶ月入会 自閉傾向)
10月、市の健康相談に行きました。すると療育を勧められ、主人の平日休みに病院に併設されている施設でのプログラムを月2回参加することにしました。そこでは、パズルをしたり、指示どおり体を動かしたりしていましたが、関心がないものに対しては、だらけてしまいました。
エルベテークとの出会い
11月、主人が『自閉症の子を持って』という新聞記者のお父さんが書かれた本を買ってきました。この本の中で『エルベテ-ク』と出会ったのです。私は読みながら「ここだ!」と思いました。すぐにでも行きたい! でも、今の私達は藁をもすがる思いでいるものの、中部地方から埼玉県川口市に行くのは、年に1回東京に行くことさえ躊躇する私達にとっては、大変なことなのです。
いろんな意味で冷静に判断しなければと夫婦で話し合いました。まず、通うことなどできるのか……そして費用は……。私達は中学生の娘が通っている塾の内容と比較して月謝の目安を設け、エルベテークの個別面談を申込んだのです。
指導力を目の当たりにして「親としてやるべきこと」
12月初旬、私達は河野代表に言われたとおり家族4人で、個別相談に行きました。教室に通されると息子は先生に相手をしていただき、私達は代表と面談をしていましたが、話の途中でも先生の簡単な指示に従えない息子のことが気になって仕方なく、これが息子の現状だと改めて認識した瞬間でした。面談の終わりに代表と先生に「いろいろな課題はありますが、きちんと教えてあげたらできるようになりますよ」と言われました。
私は通っている療育とは違う緊張感と長年の実績に伴う指導力を目のあたりにして、ここで指導を受けさせたいと強く思いました。
「今、将来息子が『自立= 社会に参加しながら、自分の力で働いて生活する』ができるようになるために、何をすべきか、何ができるか。
中部地方から川口まで通うことや交通費と月謝は私達にとってとても大きな負担でしたが、もし息子が「将来医者になりたい」って言ったら、私達は全力で応援するだろう……なら小学校入学すら不安な今、将来かかると思っていた教育費を、息子の自立のために『今』使うべきではないのか」と家族で話し合い、通うことに決めました。
